映画 クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王
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スタッフ・キャスト
監督: 本郷みつる 原作: 臼井儀人 脚本: もとひら了 声の出演: 矢島晶子/ならはしみき/藤原啓治/真柴摩利/玄田哲章/野沢那智
レビュー
Amazon.co.jp 臼井儀人原作の人気TVアニメの劇場版第1作。いたずら好きの幼稚園児、のはらしんのすけとその家族や周辺の人々を巻き込んでの騒動を描くのがTV版のパターン。劇場版は、映画ならではのスケールの大きな、それでいて「クレヨンしんちゃん」の世界観を壊さない長編SFとして制作された。 TV版でも準レギュラーの特撮ヒーロー、アクション仮面。しかし彼は実はパラレルワールドからやってきた超人だった。ハイグレ魔王に支配された世界の平和を守るため、のはら一家はパラレルワールドへと赴(おもむ)く。 子どもには理解しづらそうな設定を手際よくさばき、なおかつギャグを全編にまぶしつつ物語もテンポよく展開する。お世辞抜きで子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる傑作である。(田中 元)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより) 記念すべき「クレヨンしんちゃん」初の劇場作品。夏休みに家族で海に行くと、“アクション仮面アトラクション・ハウス”が出現。チョコビを買って当たったアクション仮面カードを見せたしんちゃんは、時空移動マシンに乗せられて、異次元世界へ…。
内容(「Oricon GE」データベースより) 人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の劇場版第1弾が待望のDVD化! 声の出演に矢島晶子、ならはしみきほか。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より) 意外や、劇場版『クレしん』初のDVD化。もちろん、VHSではレンタル高回転率を誇る『しんちゃん』シリーズだが、高画質で繰り返し楽しめる(でもって、ちょっとカルトな)作品という点でこのオトナ帝国が選ばれたのだろう。2001年春の公開時から、子供よりも大人の間で話題となった一本。しんちゃんのパパとママの世代が保育園~小学生だった頃の70年、大阪万博(太陽の塔!)を象徴とするあのころの懐かしネタあれこれがマニアックに詰め込まれている。ウルトラマンから魔法使いサリー、オート三輪にフェアレディZ、挿入歌がベッツイ&クリスの「白い色は恋人の色」と吉田拓郎の「今日までそして明日から」で、悪役男女の名前がケン&チャコ(津嘉山正種と小林愛による“声”がまたあの時代の雰囲気濃厚)ってんだから、これだけでもうオトーサン号泣もんでしょう。DVDではこれらディテイルをじっくり探しながら味わうというのが第一(昭和40年代の下町を再現した箇所など特に念入りにね!)。そのうえで、そんなノスタルジーに埋没することなくいまを生きろというメッセージを、おたく世代の親は子供たちから教えてもらうわけなのだ。カー・チェイスや終盤の鉄塔上のはらはらシーンまで映画的な見どころも多し。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を、日本の風俗史に則らせて、日本が誇るアニメというカウンター・カルチャー(そ、70年代までアニメは対抗文化だったんです)を用いて換骨奪胎した娯楽大作といえるだろう。しかしまあ、これはやはり、『クレしん』では異色作で、もう一本のほうが本線。アクション仮面はTVシリーズから生まれたサブ・キャラクターだが、本作(初の劇場版)ではメインに。正統的なヒーローものにして、ハイレグ、もとい、ハイグレ魔王やTバック男爵ら間抜けなエロ・キャラ続出。正義とエッチがやはり子供の、いや人間の基本てことです。 (大須賀猛) --- 2003年01月号
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