中国会社情報-ラジオNIKKEI (2005年冬号) を通販で購入する(通信販売で予約する)

　中国株の情報をより速く、より詳しく――。05年春号から数えて4作目となる本書は、日本株の四季報や会社情報のように四半期ベース（年4回）の出版を試みたものです。
　中間決算発表のシーズンをとらえて編集した今号では、05年6月中間期の業績（一部は6月本決算）をほぼ網羅するなど、良いタイミングで付加価値の高い情報を盛り込むことができたと自負する次第です（※1）。
　本書で取り上げた210銘柄は、日本人投資家による中国株売買の大半を占めるという見地から、すべて香港証券取引所に上場する企業に絞り込みました。代表指標のハンセン指数を構成する33社をはじめ、H株と呼ばれる中国本土企業やレッドチップと呼ばれる中国系資本の企業についても、主要銘柄をおおむねカバーしております。また、日本の証券会社が取り扱っているものに関しては、新興企業市場のGEM銘柄を含めて、中小型株であってもできるだけ掲載するよう心がけました。企業数を絞り込む分だけ、1銘柄あたりの情報量がアップしたというわけです。
　情報の速さや銘柄の絞込み以外では、証券ブローカーの予想データを充実させた点も大きな特徴です。現地有力メディアの「香港経済日報」ETネットが集計する純利益の予想平均は、上限と下限を含めて最大で3期先までカバーしております。また、同じくETネットが集計する平均レーティング（1~5の5段階）は、現時点での株価に対する証券ブローカーの見方を表すものです。今号ではさらに、より正確な投資情報を提供すべく、これら予想を出したブローカーの内訳と発表日をも掲載しました（※2）。　　　　　　　
　なお、本書は同名のラジオ番組「中国会社情報」（毎週金曜午後7時~7時30分：ラジオNIKKEI第1、BSラジオNIKKEI 300）で、放送テキストとしても利用されております。紙面ともども、番組の方もご愛顧いただければ幸いです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　亜州IR株式会社　　　代表取締役　又井郁生

※1　新世界発展（17/HK）と超大現代農業（682/HK）は、05年6月本決算が9月末の校了段階で未発表のため前期のデータを掲載しております。また、業績公告のリリース後、数日後に正式発表される詳報（年報、中期報告）が未提出の一部銘柄については、キャッシュフロー等の数値が前期のままの場合がありますのでご了承ください。